見るだけ客を購入者に!閲覧履歴を活用したconversion向上術
商品を見ただけで離脱する訪問者を追いかける方法とは?閲覧履歴データを活用したリマーケティングで購買率を上げる実践テクニックを対話形式で紹介します。
95%が「見るだけ」で去っていく——閲覧離脱という巨大な機会損失
ECサイトを運営していると、アクセス数はそこそこあるのにコンバージョンが伸びないという悩みは尽きません。一般的なECサイトのコンバージョン率は2〜3%。つまり97%以上の訪問者は何も買わずに去っています。しかし「見た」という行動自体が興味の証拠。この閲覧データを活かせるかどうかで、売上は大きく変わります。
なぜ「見るだけ」で帰ってしまうのか?
私もネットショッピングで「カートに入れないけど何度も同じ商品を見る」ってこと、よくやります。あれって何なんでしょう?
まさにそれが閲覧離脱の典型。理由はいくつかあって、「今すぐ必要じゃない」「他と比較中」「価格に迷っている」「単に忘れた」。特に最後の「忘れた」が意外と多いんです。スマホでちょっと見て、電車降りたら忘れる。こういう人にもう一度思い出してもらうだけで購買につながる。
思い出してもらう方法って、具体的にどうすればいいんですか?メールだと開封率が低いイメージがあって……。
そこでLINEの出番です。メールの開封率が10〜20%なのに対して、LINEのメッセージ開封率は60%以上。しかも通知がスマホに直接届くから「あ、そうだ、あの商品」って思い出してもらえる確率が圧倒的に高い。
閲覧データ×LINEで実現するリマーケティング
でも、お客さんがサイトで何を見たかってLINEと紐づけられるものなんですか?
ToolsBoxにはLIFFアプリ連携機能があって、LINEユーザーとサイト訪問者を紐づけることができます。紐づけさえできれば、「この人は商品Aのページを3回見た」というデータをもとに、商品Aの関連情報やレビューをLINEで自動配信するシナリオが組めるんです。
それってツールLやツールEでもできるんですか?
機能としてはあるんですが、設定がかなり複雑で専門知識が必要になります。ToolsBoxの場合は「閲覧リマーケティング」という施策テンプレートを選ぶだけ。必要な設定項目がガイド付きで表示されるから、専門知識がなくても迷わず設定できる。これが施策ファーストの強みですね。
成果を最大化する配信タイミングと内容
閲覧から何時間後に送るのがベストなんでしょう?すぐ送ると怖がられそうですし、遅すぎると忘れられますよね。
経験上、1時間後と24時間後の2段階がもっとも効果的です。1時間後に「さっき見てた商品、在庫残りわずかです」という軽いリマインド。24時間後に「こんな使い方もできますよ」という価値提案。この2段構えで、閲覧者の購買率が平均2.5倍に改善したケースがあります。
内容に関しては、クーポンを付けた方がいいですか?
初回は付けない方がいい。まずは商品の魅力や使用シーンを伝えることに集中する。それでも動かなければ、3日後にクーポンを出すのが得策です。最初からクーポンを出すと「待てば安くなる」と学習されてしまうので。ToolsBoxでは配信ステップごとにコンテンツを変えるシナリオが簡単に組めるので、この段階的アプローチを自動化できます。月額0円から29,800円のプランまで、事業規模に応じて選べます。
まとめ:見るだけ客は最大の見込み客
今回のポイントを整理します。
- 閲覧離脱は興味の証拠——97%の非購入者は「買わなかった」のではなく「まだ買っていない」
- LINEの開封率60%超を活用——メールでは届かない層にリーチできる
- 1時間後と24時間後の2段階配信——リマインドと価値提案を分けて段階的にアプローチ
- クーポンは最終手段——まず商品の魅力で勝負し、反応がなければ3日後に特典を提示
田辺一雄
ToolsBox代表