ファンコミュニティで売上安定!お客様が集まる場所の作り方
顧客コミュニティを構築して安定収益を実現する方法を解説。オンライン・オフラインでの運営ノウハウを実例とともに対話形式で紹介します。
リピーターの「その先」にあるファンコミュニティの力
リピーターを増やすことは大切ですが、さらにその先の段階があります。お客さん同士がつながり、お店やブランドを中心としたコミュニティが形成されると、売上は驚くほど安定します。コミュニティのメンバーが自発的に口コミを広げ、新規顧客を連れてきてくれるからです。今回は、ファンコミュニティの作り方を田辺と倉内が対話形式で解説します。
コミュニティが売上を安定させる3つの理由
コミュニティを作ると、なぜ売上が安定するんですか?
3つの理由があります。1つ目は「離脱率の低下」。コミュニティに所属しているお客さんは、商品やサービスだけでなく「人とのつながり」にも価値を感じています。だから多少の不満があっても離れにくい。実際にコミュニティメンバーの継続率は非メンバーの2〜3倍というデータがあります。
2つ目は「口コミの自然発生」。コミュニティ内で良い体験が共有されると、メンバーがSNSや友人に自発的に紹介してくれます。広告費ゼロの最強の集客チャネルです。3つ目は「商品開発のヒント」。メンバーのリアルな声を聞くことで、求められている商品やサービスがわかる。ニーズに合った新商品を出せば、確実に売れます。
大企業がやるイメージがありますが、小規模事業者でもできますか?
むしろ小規模事業者の方がコミュニティは作りやすいです。大企業は1万人規模のコミュニティを運営しようとして失敗するケースが多い。小規模なら20〜50人の濃いコミュニティで十分。オーナー自身がメンバー全員の名前を覚えられる規模が理想です。
LINEを活用したコミュニティの始め方
コミュニティを始めるには、何から手をつければいいですか?
最もハードルが低いのはLINEのオープンチャットを活用する方法です。ただし、ビジネス用のコミュニティとして機能させるには設計が必要です。ステップは3つ。まず「テーマの設定」。単に「○○店のファンクラブ」ではなく「○○を楽しむ会」のように、お客さん側にメリットがあるテーマを設定する。例えば料理教室なら「毎日の献立を助け合うグループ」、ヨガスタジオなら「朝活ヨガ仲間の集まり」。
次に「最初の10人を招待」。リピーターの中から特に熱心な方10人に個別に声をかける。「○○さんにぜひ参加していただきたい特別なグループを作りました」と伝える。最初の10人がコミュニティの雰囲気を決めるので、ここは慎重に選んでください。
3つ目のステップは?
「定期的な話題提供」です。コミュニティが停滞する最大の原因は「話題がなくなる」こと。週に2〜3回、オーナーから話題を振る習慣をつけてください。「今週のおすすめ」「お客様の声紹介」「裏話」など。重要なのはメンバーが反応しやすい問いかけの形にすること。「どう思いますか?」「皆さんはどちら派ですか?」のように、参加のハードルを下げる投げかけが効果的です。
コミュニティとLINE公式アカウントの使い分け
コミュニティとLINE公式アカウントの配信はどう使い分ければいいですか?
役割が全く違います。LINE公式アカウントは「1対多の情報発信」。セール情報、新商品案内、クーポン配布など、ビジネスとしての発信です。コミュニティは「多対多の交流の場」。メンバー同士が意見を交換し、お店への愛着を深める場所です。
この2つを連携させると強力です。コミュニティで盛り上がった話題を公式アカウントの配信ネタにする。逆に、公式アカウントで告知した新商品について「コミュニティメンバーには先行体験していただけます」と限定感を出す。コミュニティメンバーは特別扱いされることで、さらにロイヤリティが高まります。
ToolsBoxでコミュニティ運営を支援する機能はありますか?
ToolsBoxはLINE公式アカウントの運用ツールなので、コミュニティ(オープンチャット)の管理自体はLINEアプリで行います。ただし、ToolsBoxの強みはコミュニティとLINE公式アカウントの連携部分です。コミュニティメンバーにタグをつけて、限定配信や先行案内を自動で送る設定ができます。ツールLやツールEでもタグ管理はできますが、ToolsBoxは「ファンコミュニティ運営」の施策テンプレートとして、メンバー限定配信のシナリオがプリセットされています。月額¥0のフリープランから使えます。
まずは常連さん10人に声をかけるところから始めればいいんですね。
はい。大きなコミュニティを最初から作ろうとしないでください。10人の熱いファンが集まる小さなコミュニティが、結果として最も大きな売上インパクトを生みます。
まとめ
ファンコミュニティで売上を安定させるポイントです。
- コミュニティメンバーの継続率は非メンバーの2〜3倍。離脱率の低下が売上安定の鍵
- 「お店のファンクラブ」ではなく、お客さんにメリットがあるテーマでコミュニティを設計する
- 最初の10人を慎重に選び、コミュニティの雰囲気の土台を作る
- 週2〜3回の話題提供で停滞を防ぎ、問いかけ形式で参加のハードルを下げる
- LINE公式アカウントとコミュニティを連携させ、メンバー限定の特別体験を提供する
田辺一雄
ToolsBox代表