顧客データ分析の始め方|売上アップに直結する4つの分析手法
顧客データを売上向上に活かす4つの分析手法を初心者向けに解説。RFM分析からコホート分析まで、実践的な活用方法を紹介します。
データはあるのに活用できていない企業が8割
顧客データを何かしらの形で蓄積している企業は多いものの、「分析して施策に活かせている」と自信を持って言える企業は実は少数派です。データ分析というと難しく聞こえますが、基本の手法を4つ押さえるだけで、売上アップに直結する施策が見えてきます。専門知識がなくても始められる方法を解説します。
RFM分析で顧客をグループ分けする
田辺さん、顧客データ分析って聞くと「統計学」とか「専門のデータアナリスト」が必要なイメージがあるんですが……。
そんなことはありません。まず覚えてほしいのがRFM分析です。R(Recency=最終購入日)、F(Frequency=購入頻度)、M(Monetary=購入金額)の3軸で顧客をグループ分けする手法です。
具体的にはどう使うんですか?
例えば「最近買ってくれて、頻度も高く、金額も大きい」のがVIP顧客。「以前はよく買ってくれたけど最近来ていない」のが休眠顧客。グループが見えれば打ち手が明確になる。VIPには感謝の特別オファー、休眠顧客には呼び戻しクーポンを送る、という具合です。
コホート分析とLTV分析
他にはどんな分析手法がありますか?
2つ目はコホート分析。「同じ時期に初回購入した顧客グループ」ごとに、その後の継続率を追跡する手法です。「1月に獲得した顧客は3ヶ月後に40%残っているのに、4月に獲得した顧客は20%しか残っていない」となれば、4月のキャンペーンや対応に問題があった可能性が見えます。
時期によって差があるかどうかがわかるんですね。3つ目は?
LTV(顧客生涯価値)分析です。1人の顧客が生涯でいくら使ってくれるかを算出する。計算式はシンプルで「平均購入単価 × 購入頻度 × 継続期間」。LTVがわかれば、新規獲得にいくらまでコストをかけていいかが判断できます。
購買バスケット分析で客単価アップ
4つ目はどんな分析ですか?
購買バスケット分析です。「Aを買った人はBも一緒に買うことが多い」という組み合わせを見つける手法。ECなら「この商品を買った人はこちらもおすすめ」のレコメンドに使えるし、店舗なら陳列やセット販売に活かせます。
これらの分析をやるには高額なツールが必要ですか?
RFM分析はエクセルでもできますが、手間がかかる。ToolsBoxならLINE経由の顧客データに対して、タグとセグメント機能を使った簡易的なRFM分類が可能です。「最終来店日」「来店回数」「累計購入額」を自動で記録して、セグメントごとに最適なメッセージを自動配信できます。月額¥0のプランからデータ蓄積は始められるので、まず貯めるところからスタートしましょう。
まとめ
顧客データ分析の4つの基本手法を整理します。
- RFM分析で顧客を「最終購入日・頻度・金額」の3軸でグループ分けし、打ち手を明確にする
- コホート分析で獲得時期ごとの継続率を追跡し、施策の良し悪しを判断
- LTV分析で顧客1人あたりの生涯価値を算出し、適正な獲得コストを設定
- 購買バスケット分析で「よく一緒に買われる商品」を発見し、客単価アップに活用
田辺一雄
ToolsBox代表