眠っている顧客データを宝の山に!データ活用で売上を伸ばす実践テクニック
顧客データから売上アップのヒントを見つける具体的な方法を対談形式で解説。購買履歴や属性データの活用術を紹介します。
データは「持っている」だけでは意味がない
顧客の名前、連絡先、購買履歴、来店頻度。多くの事業者がこうしたデータを何らかの形で保有しています。しかし、そのデータを日々のマーケティングに活用できている事業者は驚くほど少ない。顧客データは分析し、施策に反映して初めて売上に変わります。難しい統計は必要ありません。「誰に」「何を」「いつ」届けるかをデータから導くだけで、施策の精度は格段に上がります。
すぐ使えるデータ活用テクニック3選
田辺さん、顧客データを活用するって具体的にどうすればいいんですか?データサイエンティストじゃなくてもできますか?
もちろんできます。難しい分析は不要で、3つのテクニックを使うだけで十分です。テクニック1は「RFM分析」。Recency(最終購入日)、Frequency(購入頻度)、Monetary(購入金額)の3つの軸で顧客をグループ分けする方法です。最近購入した・何度も購入している・たくさん購入している方は「VIP顧客」。最近購入していない・過去にはよく買っていた方は「休眠顧客」。グループ別に施策を変えるだけで効果が劇的に変わります。
VIPと休眠で施策を変えるんですね。具体的にはどう変えるんですか?
VIP顧客には「感謝」を伝える。新商品の先行案内、限定イベントへの招待、お誕生日特典。一方、休眠顧客には「思い出してもらう」施策を打つ。「お久しぶりです、○○様。最近こんな新商品が入りました」と名前付きのメッセージに復帰特典をつけて送る。同じクーポンでも送る相手を変えるだけで反応率が何倍も違うんです。
購買履歴からクロスセルの種を見つける
テクニック2と3も教えてください。
テクニック2は「購買パターン分析」。「商品Aを買った人の60%が3ヶ月以内に商品Bも買っている」というパターンを見つける。これがわかれば、商品A購入者に対して商品Bをおすすめするクロスセル施策が打てます。Amazonの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」と同じ発想ですが、小規模ビジネスでもExcelで十分分析できます。
テクニック3は「離脱予兆の検知」。来店間隔が徐々に長くなっている顧客を見つけ出し、完全に離脱する前にフォローする。例えば通常は月2回来店する方が、先月1回しか来なかった。この時点でフォローメッセージを送れば、離脱を防げる可能性が高い。来店間隔のデータを定期的にチェックするだけで、先手を打てるんです。
データ活用を自動化する方法
テクニック自体はわかりましたが、これを手動でやり続けるのは大変そうです。自動化する方法はありますか?
ここがツールの真価が問われるところです。ToolsBoxなら、RFM分析に基づいた自動セグメントが作れます。「30日以上来店なし」の休眠顧客に自動でフォローメッセージが送られ、「VIP条件」を満たす方には自動で特別配信が届く。購買パターンに基づいたクロスセル提案も、商品購入をトリガーにした自動配信で実現できます。
ツールLやツールEでも同じことはできますか?
ツールLやツールEでもタグベースのセグメント配信は可能ですが、RFM分析や購買パターンの自動検知まで施策テンプレートに含まれているのはToolsBoxの特長です。「データ活用が初めて」という方でも、テンプレートの質問に答えるだけで、自社データに合ったセグメントと配信シナリオが自動構成されます。月額¥0〜¥29,800で始められますよ。
データは難しいものじゃなくて、「誰に何をいつ届けるか」を教えてくれるガイドなんですね。
そのとおりです。完璧な分析を目指す必要はありません。まずは「最近来ていない人」と「よく来てくれている人」を分けて、それぞれに合ったメッセージを送る。これだけで、データ活用の第一歩になります。
まとめ:顧客データ活用のポイント
眠っている顧客データを活用して売上を伸ばすポイントをおさらいします。
- RFM分析でVIP・通常・休眠の3グループに分け、施策を変える
- 購買パターンから「次に買われやすい商品」を見つけてクロスセルに活かす
- 来店間隔の変化で離脱予兆を検知し、先手のフォローを打つ
- セグメント配信の自動化で、手間をかけずにデータ活用を継続する
- まずは「最近来ていない人」と「よく来てくれている人」を分けるところから始める
田辺一雄
ToolsBox代表