顧客分析で売上2倍!初心者でもできる顧客セグメント活用法
顧客データを活用したセグメント分けの基本から、セグメント別のアプローチ方法まで。売上向上を実現する実践的なノウハウを対話形式で公開します。
全員に同じメッセージを送っていませんか
新規のお客さんも、10回来店している常連さんも、全員に同じメッセージを送っている。これでは効果が出ないのは当然です。お客さんの状況やニーズはそれぞれ違うのだから、アプローチも変えるべき。それが「顧客セグメント」の考え方です。難しそうに聞こえますが、実はシンプルな分け方から始めるだけで売上が大きく変わります。今回は、顧客セグメント活用法を田辺と倉内が対話形式で解説します。
顧客セグメントとは何か、なぜ重要か
顧客セグメントって、お客さんをグループ分けするということですか?
そうです。共通の特徴を持つお客さんをグループに分けて、グループごとに最適なアプローチをする。例えば、初回来店のお客さんには「お店の魅力を伝えるメッセージ」、常連さんには「感謝を伝える特別オファー」。同じ「20%OFFクーポン」でも、初回客には「初めての方限定」、常連には「いつもありがとうございます。感謝の気持ちを込めて」と添えるだけで反応率が倍になります。
なぜ重要かというと、マーケティングのコスト効率が劇的に上がるからです。全員に配信すると、興味のない人にも送ってしまう。LINEの場合、メッセージ通数に応じて費用が発生するので、無駄な配信はコストの無駄でもある。セグメント配信なら必要な人にだけ届けられるから、費用対効果が最大化されます。
でも、データ分析って難しそうです。エクセルで複雑な計算が必要ですか?
いいえ。最初は3つのセグメントに分けるだけで十分です。「新規」「リピーター」「VIP(5回以上来店)」。この3分類だけでも、配信内容を変えれば反応率が2〜3倍変わります。データ分析ツールは不要。来店回数でタグをつけるだけです。
すぐに使える4つのセグメント分類法
来店回数以外のセグメント分けの方法はありますか?
4つの分類法を紹介します。1つ目は「来店頻度」。先ほどの新規・リピーター・VIPの3段階。これが最も基本です。2つ目は「購入金額」。月間の利用金額で「ライト」「ミドル」「ヘビー」に分ける。ヘビーユーザーには特別な待遇を、ライトユーザーにはアップセルの提案をする。
3つ目は「最終来店日」。直近1ヶ月以内が「アクティブ」、1〜3ヶ月が「要フォロー」、3ヶ月以上が「休眠」。休眠客の掘り起こしは、新規獲得の5分の1のコストで成果が出ると言われています。4つ目は「興味・関心」。アンケートやLINEのタップ行動から「どんなジャンルに興味があるか」で分類する。美容室なら「カラー重視」「パーマ重視」「ヘッドスパ好き」のように。
4つ全部やる必要はありますか?
最初は1つだけで十分です。「来店頻度」の3分類から始めて、慣れたら「最終来店日」を追加する。この2つだけで、配信の精度は劇的に上がります。いきなり複雑なセグメントを作ると運用が回らなくなるので、シンプルに始めることが成功のコツです。
セグメント配信をLINEで実践する方法
セグメントに分けた後、LINEでどう配信を変えればいいですか?
具体例を出します。例えば新メニューの告知をする場合。「新規」セグメントには「大人気メニューに新しい仲間が登場。初めての方も大歓迎です」。「リピーター」には「○○がお好きだった方に朗報。新メニュー○○が登場しました」。「VIP」には「いつもありがとうございます。新メニューを常連様限定で先行体験していただけます」。
同じ新メニューの案内でも、セグメントによってメッセージの切り口が変わる。受け取るお客さんは「自分に向けて書かれたメッセージだ」と感じるので、反応率が上がるんです。
ToolsBoxではセグメント配信はどのくらい簡単にできますか?
ToolsBoxではタグを使ったセグメント管理が標準機能として備わっています。タグは静的なラベルで、お客さんの属性(来店回数、購入商品、興味など)を記録します。一方、セグメントは動的なグループで、条件に合致する友だちを自動的にグルーピングする機能です。例えば「最終来店から60日以上」のセグメントを作ると、条件に該当する人が自動で更新されます。
ツールLやツールEでもタグ管理とセグメント配信は可能ですが、ToolsBoxは施策テンプレートから「セグメント配信」を選ぶと、業種に適したセグメント分類と配信内容のテンプレートが自動提案されます。月額¥0のフリープランから使えるので、まずは「新規」「リピーター」「VIP」の3タグをつけることから始めてみてください。
3つのタグから始めて、少しずつ細かくしていけばいいんですね。
はい。セグメントは「分けすぎない」のがコツです。管理しきれないほど細かく分けると逆効果。3〜5セグメントで十分な成果が出ます。
まとめ
顧客セグメントで売上を伸ばすためのポイントです。
- 全員に同じメッセージを送るのをやめ、「新規」「リピーター」「VIP」の3分類から始める
- 来店頻度・購入金額・最終来店日・興味関心の4軸でセグメントを設計する
- 同じ商品の案内でもセグメントごとにメッセージの切り口を変える
- タグ(静的ラベル)とセグメント(動的グループ)を使い分けて顧客を管理する
- セグメントは3〜5個に絞り、管理しきれる範囲でシンプルに運用する
田辺一雄
ToolsBox代表