家族まるごと患者にする!ファミリー向け歯科サービス設計術
1人の患者から家族全員を顧客にする方法を解説。家族割引の設定からキッズスペースの活用まで、ファミリー層に選ばれる歯科医院の作り方を紹介。
1人の患者さんから家族全員へ広げるという発想

歯科医院の新規集患はコストがかかります。広告費、SEO対策、チラシ配布。しかし、既に通っている患者さんの家族を来院させるコストは、新規の10分の1以下とも言われています。家族全員がかかりつけ医として通ってくれれば、LTV(顧客生涯価値)は数倍に。ファミリー層を丸ごと取り込む歯科サービスの設計について話していきます。
ファミリー割引とパッケージの作り方
家族割引って、具体的にどう設計すればいいんですか?単純に人数分安くすればいいんでしょうか。
ただ値引きするだけだと利益率が下がるだけなので、もう少し工夫が必要です。おすすめは「家族登録制度」を作ること。2人以上の家族が登録すると、クリーニングやフッ素塗布が10%オフになるとか、家族の中で1人が自費治療をすると他の家族の検診が1回無料になるとか。
自費治療の促進にもつながるんですね。
そうなんです。あとは「ファミリー検診パッケージ」を作る。家族3〜4人でまとめて検診を受けると、個別に受けるより1人あたり500〜1,000円お得になるプラン。同じ日の同じ時間帯にまとめて予約してもらえれば、医院側も効率が良い。
家族まとめて来てもらえると、送迎の手間も1回で済むから患者さん側もメリットがありますね。
キッズスペースと子ども向け体験の充実

ファミリー層を呼ぶなら、子ども対応も重要ですよね。
最重要です。親が歯科医院を選ぶとき、最も気にするのは「子どもが嫌がらないか」。キッズスペースの充実はもちろんですが、それ以上に大事なのが「子どもが歯医者を好きになる体験」を提供すること。
具体的にはどういうことですか?
例えば初めて来院した子どもには、いきなり治療しない。まず医院の中を探検してもらって、チェアに座ってみて、ミラーで自分の歯を見てみる。最後にご褒美のシールやガチャガチャ。こういう「歯医者さん体験」をすると、次回から嫌がらなくなります。
子どもが嫌がらない歯医者さんって口コミで広がりますよね。
ものすごく広がります。ママ友のネットワークは強力で、「あそこの歯医者、うちの子が泣かなかった」という情報は一瞬で地域中に伝わりますよ。
LINEを使った家族まるごと管理
家族単位での管理って、事務的にかなり大変じゃないですか?
紙のカルテやバラバラの管理では確かに大変です。でもLINE公式アカウントと連携すれば、保護者のLINEアカウント1つで家族全員の予約リマインドを送れます。「お母さんは明日14時、太郎くんは明後日15時の予約です」みたいに。
ToolsBoxなら1つのLINEアカウントに家族メンバーをカスタムフィールドで紐づけて管理できますよね。
そうです。さらに子どもの定期検診の時期が来たら自動でリマインドを送る。お父さんだけ最近来ていないなら「ご主人も一緒にいかがですか?」とセグメント配信する。ツールLだとこの手の家族単位の管理は非常に手間がかかりますが、ToolsBoxなら施策テンプレートで簡単に設定できます。
月額¥0のフリープランでもタグ管理やリマインド配信は使えるんですよね。家族全員のLTVを考えたら、月額¥29,800のプランでも十分元が取れると思います。
家族4人が年間通して通ってくれれば、1家族あたりの年間売上は数十万円。その獲得・維持コストとしてはToolsBoxの月額費用は圧倒的に安いですね。
まとめ:ファミリー向け歯科サービスのポイント
- 家族登録制度で割引や特典を用意し、単純な値引きではなく来院動機を作る
- ファミリー検診パッケージで同日・同時間帯の予約を促進する
- 子どもの「歯医者さん体験」を充実させ、嫌がらない環境を作る
- 保護者のLINE1つで家族全員の予約管理・リマインドを一元化する
- 家族メンバーごとの来院状況を管理し、来ていない人にもアプローチする
田辺一雄
ToolsBox代表