問い合わせ対応を24時間365日に!LINE FAQチャットボットの作り方
よくある質問に自動で回答するチャットボットを設定し、対応時間を大幅に削減する具体的な手順を解説します。
「営業時間外の問い合わせ」に悩まされていませんか?

お客様からの問い合わせは営業時間に関係なく届きます。「営業時間は何時まで?」「予約はどうやって取れる?」「駐車場はある?」——こうした定型的な質問に、毎回スタッフが手動で回答していませんか? 繰り返しの質問対応に時間を取られると、本来注力すべき接客や業務に支障が出ます。LINE FAQチャットボットを導入すれば、よくある質問への回答を24時間365日、自動で対応できます。
FAQチャットボットでできること
田辺さん、LINEのチャットボットって「AIが何でも答えてくれる」みたいなイメージがあるんですけど、実際はどうなんですか?
よくある誤解ですね。FAQチャットボットは「AIが自由に会話する」ものではなく、「事前に用意した回答を適切に返す」仕組みです。お客様が「予約」と送ったら予約方法の案内を返す、「料金」と送ったら料金表を返す、というように、キーワードやメニューに対応した回答を自動で表示します。AIによる高度な自然言語処理がなくても、十分実用的なFAQボットは作れます。
なるほど、ChatGPTみたいなAIじゃなくてもいいんですね。でもキーワードが完全に一致しないと答えられないのでは?
キーワード完全一致だけだと確かに使いにくいです。実用的なFAQボットは2つのアプローチを組み合わせます。1つ目はリッチメニューやクイックリプライでカテゴリを選んでもらう方式。お客様が「営業時間」「予約方法」「アクセス」などのボタンをタップするだけ。2つ目はキーワードの部分一致。「予約」「予約したい」「予約方法」「よやく」など、複数のキーワードパターンを登録しておく。この2つを組み合わせれば、ほとんどの質問に対応できます。
FAQチャットボットの構築手順

具体的にFAQボットを作る手順を教えてください。どこから始めればいいですか?
4ステップで構築します。ステップ1「FAQリストの整理」。まず過去の問い合わせ内容を洗い出して、頻出質問をリストアップ。多くの場合、全問い合わせの80%は上位10〜15の質問でカバーできます。ステップ2「回答コンテンツの作成」。各質問に対する回答文を作成。テキストだけでなく、画像や地図リンクも活用する。営業時間なら曜日別の一覧表、アクセスならGoogleマップのリンク付きで。
ステップ3と4も教えてください。
ステップ3「リッチメニューの設計」。LINEのトーク画面下部に表示されるリッチメニューに、よくある質問のカテゴリボタンを配置。「営業案内」「予約」「料金」「よくある質問」などのボタンをタップすると、対応する回答が自動で返される。ステップ4「有人対応への切り替え導線」。これが最も重要です。ボットで解決しない質問に対して「スタッフに質問する」ボタンを用意し、有人チャットに切り替えられるようにする。ボットですべて解決しようとすると、かえってお客様の不満が溜まります。
FAQボットの効果と運用のコツ
FAQボットを導入するとどれくらい問い合わせ対応の負担が減りますか?
業種にもよりますが、定型質問の60〜80%はボットで自動回答できるようになります。ある歯科医院では、問い合わせの70%が「予約方法」「診療時間」「保険適用」の3つだったので、この3つをFAQボットに任せただけで、スタッフの電話対応時間が1日あたり2時間削減できました。
1日2時間は大きいですね! ツールLやツールEのFAQ機能との違いはありますか?
ツールLは自動応答機能が充実していて、キーワード応答やリッチメニューの設定ができます。ただし、応答のシナリオが複雑になると設定の管理が大変になります。ToolsBoxの場合は「FAQ自動応答」の施策テンプレートを選ぶと、業種別によくある質問のテンプレートが自動生成されます。回答内容を自社に合わせて編集するだけ。ボットで対応できなかった質問は自動でログに残るので、定期的にFAQを追加していけば、どんどんカバー率が上がる。月額¥0のフリープランからキーワード自動応答が使え、リッチメニューのカスタマイズは月額¥9,800のスタンダードプランから利用可能です。
まとめ:LINE FAQチャットボット成功のポイント
- まず上位10〜15の頻出質問をカバー:全問い合わせの80%を自動回答できる状態を目指す
- リッチメニュー+キーワード応答の併用:ボタン選択とテキスト入力の両方に対応する
- 有人対応への切り替え導線を必ず用意:ボットで解決しない場合の逃げ道を作る
- 回答にはテキスト+画像・リンクを活用:視覚的に分かりやすい回答でお客様の満足度を高める
- 未対応の質問ログを定期的に確認:FAQを追加してカバー率を継続的に向上させる
FAQチャットボットは「スタッフの負担を減らす」だけでなく、「お客様が24時間いつでも答えを得られる」という顧客体験の向上にもつながります。まずは最も多い3つの質問に対応するところから始めてみてください。
田辺一雄
ToolsBox代表