どの施策が効いてる?マルチチャネル分析で見える本当の貢献度
ラストクリックだけでは分からない。顧客の購買経路を可視化し各施策の真の貢献度を明らかにする分析手法を田辺と倉内が対話形式で紹介します。
「どの広告が売上に貢献しているか」本当に分かっていますか?
Instagram広告、Google広告、LINE配信、ブログSEO、紹介キャンペーン——複数の集客チャネルを運用していると、「結局どれが一番効いているのか」が見えなくなります。多くの場合、最後にクリックされたチャネルだけに売上が紐づく「ラストクリック」方式で評価されがちですが、これでは本当の貢献度は分かりません。
ラストクリックの罠——見えない貢献を見逃す問題
田辺さん、うちのパートナーさんたちからも「広告費をどこに配分すればいいか分からない」ってよく相談されます。ラストクリックの何がダメなんですか?
たとえばこういうケースを考えてみてください。お客さんがInstagram広告で商品を知って、その後ブログ記事を読んで理解を深めて、最終的にLINEのクーポンで購入した。ラストクリック方式だとLINEだけに売上がカウントされて、最初のきっかけをつくったInstagram広告と理解を深めたブログの貢献がゼロになってしまう。
それだと「Instagram広告は効果がない」って判断して予算を削っちゃうかもしれないですね。
実際にそれで失敗する事業者が多いんです。Instagram広告をやめた途端にLINE経由の売上も下がる。なぜなら最初の認知がなくなったから。これがラストクリックの罠です。
小規模事業者でもできるアトリビューション分析
アトリビューション分析って大企業がやるものだと思ってました。中小企業でも取り組めるんですか?
完璧な分析は難しくても、「だいたいの傾向」を掴むことは十分できます。一番シンプルなのは、購入時にアンケートで「何をきっかけに知りましたか?」と聞くこと。LINEの友だち追加時に「どこで知りましたか?」と自動で聞くだけでも、流入経路の傾向が見える。
ToolsBoxでそれを自動化できますか?
もちろん。友だち追加時のあいさつメッセージで自動的に流入経路を質問して、回答をタグとして保存する。あとはセグメント別に「Instagram経由の人」「検索経由の人」「紹介経由の人」の購買率やLTV(顧客生涯価値)を比較すれば、どのチャネルが質の高いお客さんを連れてきているか分かる。
データに基づいた予算配分のコツ
流入経路ごとの成果が分かったとして、実際にどう予算配分を変えればいいんですか?
僕が推奨するのは「認知チャネル」「検討チャネル」「獲得チャネル」の3段階で考えること。認知はInstagramやYouTubeなどリーチの広いもの。検討はブログやLP。獲得はLINE配信やリターゲティング広告。この3段階すべてに投資しないと、ファネルのどこかで漏れが生じる。
ツールLやツールEでもこういった分析はできるんですか?
LINE内の行動分析はある程度できますが、LINE外の流入経路まで統合的に分析できるのはToolsBoxの強み。UTMパラメータとLINEの友だち情報を紐づけることで、「Google広告から来た人はLTV高め」「Instagram経由は初回購入率が低いが、LINEで3回接触すると一気に上がる」といったインサイトが得られる。月額0円から始められますし、プロプラン(月額29,800円)なら詳細な分析ダッシュボードが使えます。
まとめ:「なんとなく」の予算配分を卒業する
今回のポイントを整理します。
- ラストクリックでは本当の貢献度は分からない——認知チャネルの価値を過小評価してしまう罠に注意
- まずは流入経路を聞くことから——友だち追加時の自動アンケートで低コストにデータ収集
- 3段階(認知・検討・獲得)で予算配分を考える——すべてのファネルに投資しないと漏れが生じる
- LINEの行動データと流入経路を統合分析——チャネル横断のインサイトで精度の高い意思決定を
田辺一雄
ToolsBox代表