初期投資ゼロ円!飲食店のテイクアウト・デリバリー始め方ガイド
店内売上だけに頼らない経営へ!手数料を抑えながらテイクアウト・デリバリーを成功させる具体的な手順を紹介します。
「もう一つの売上チャネル」を持つ時代
店内飲食だけに頼る経営はリスクが大きい時代になりました。天候不良、感染症、近隣の競合出店。外的要因で来客数が減ったとき、テイクアウトやデリバリーという別の売上チャネルがあれば経営の安定度は大きく変わります。「でも容器代もかかるし、配達の仕組みも分からない」と二の足を踏んでいる方に、初期投資を最小限に抑えて始める方法をお伝えします。
まずはテイクアウトから小さく始める
田辺さん、テイクアウトとデリバリーは同時に始めた方がいいですか?
いえ、まずはテイクアウトから始めてください。デリバリーは配達手段や配送エリアの設計が必要で、いきなりやるとオペレーションが回らなくなります。テイクアウトなら既存の厨房設備をそのまま使え、初期投資は容器代だけ。1食あたりの容器代を30〜50円に抑えれば、10食分でも500円以下からスタートできます。
テイクアウトのメニューは店内メニューと同じでいいんですか?
全メニューをテイクアウト対応にするのではなく、「持ち帰っても品質が落ちにくいメニュー」を3〜5品選ぶのがコツです。揚げ物やカレー、丼物は持ち帰りとの相性が良い。逆に、サラダや刺身など鮮度が命のメニューは避けた方がいい。少ないメニューでスタートし、反応を見ながら増やしていく方が失敗しにくいです。
プラットフォーム手数料を抑える自社チャネル
UberEatsや出前館を使うと手数料が高いという話を聞きますが、実際どうですか?
大手プラットフォームの手数料は売上の30〜35%が一般的です。1,000円の弁当を売っても手元に残るのは650〜700円。ここから材料費と容器代を引くと、利益はほとんど残りません。集客力があるのは事実ですが、手数料を払い続けるモデルでは利益を出しにくい。だからこそ「自社チャネル」で注文を受ける仕組みを作ることが重要です。
自社チャネルって、具体的にどうやって作ればいいですか?
最もシンプルなのは「LINE公式アカウントで注文を受ける」方法です。僕がLINE活用を10年以上支援してきた中で、飲食店のテイクアウト注文にはLINEが最適だと実感しています。注文フォームに「商品名・数量・受取希望時間・お名前」を入力してもらうだけ。電話注文と違って聞き間違いがなく、注文が文字で残るのでトラブルも防げます。大手プラットフォームは新規客の獲得に活用し、2回目以降はLINEから直接注文してもらう。この二段階戦略で手数料負担を減らしていくのが賢いやり方です。
デリバリーへのステップアップ
テイクアウトが軌道に乗ったら、デリバリーはどう始めればいいですか?
まずは配達エリアを「片道10分以内」に限定してください。飲食店のデリバリーは料理の品質が命なので、配達時間は短いほどいい。半径2〜3kmが目安です。配達手段は、最初はオーナー自身や空いているスタッフが車やバイクで届ける形で十分。専任の配達員を雇うのは注文数が安定してからで遅くありません。注文は最低金額を設定し、「2,000円以上で配達可能」とすれば1件あたりの利益を確保できます。
注文の受付から配達完了まで、うまく管理する方法はありますか?
ToolsBoxなら「テイクアウト・デリバリー受付」の施策テンプレートで、注文フォーム・注文確認の自動返信・調理完了通知・配達完了メッセージまで一連の流れが構成されます。お客さんはLINEで注文して、そのままLINEで「できあがりました」の通知を受け取れる。ツールLやツールEでも個別の配信は組めますが、ToolsBoxは施策テンプレートを選ぶだけで注文から完了までの一連のフローが自動構成されるので設定が楽です。月額¥0から始められるので、まずはテイクアウトの注文受付から試してみてください。
まとめ
飲食店のテイクアウト・デリバリーを始めるためのポイントです。
- まずはテイクアウトから小さく始め、持ち帰っても品質が落ちにくいメニュー3〜5品に絞る
- 容器代は1食30〜50円に抑え、初期投資を最小限にしてスタートする
- 大手プラットフォームは新規獲得用に活用し、2回目以降はLINE直接注文で手数料を削減する
- デリバリーは片道10分以内(半径2〜3km)に限定し、最低注文金額を設定して利益を確保する
- 注文フォーム・確認返信・調理完了通知をLINEで一元管理し、オペレーションの効率化を図る
田辺一雄
ToolsBox代表